今年は暖冬で、全国的にも気温が平均より高い傾向にあるとニュースで見ました。
日中は10℃を超える日も増えてきて、2月後半には20℃近くになる日もありました。
私たちは冬のキャンプはほとんどしません。行ってデイキャンくらいです。
理由は主、①寒さがかなり苦手 ②装備が少ない ③秋キャンプに失敗した の3つです。
①は個人差なのでどうしようもないですが、
②③は初心者の頃、11月に山でキャンプをしてすごく寒い思いをしてしまったのが原因で今でも躊躇してしまいます。
ある程度備えをしていけば暖かく過ごすことができるし、その後のモチベーションにも繋がると思うので
自分たちの失敗談も話しながら、「これから春で暖かくなるのでキャンプしよう!」
と思っている人の参考になると嬉しいです^^
初心者の頃のキャンプでの失敗談!
私たちがキャンプを始めたのはコロナ禍の10月ころでした。
ギアを買って、無事初めてのキャンプを成功!させて、何度かキャンプを楽しみました。
あっという間に11月も終わり頃です。日中は暖かく過ごすことができていたので
今までの装備でも大丈夫そうと判断で、何度か利用したキャンプ場にいつものようにいきました。
カメムシはかなりいましたが、虫も少なくなってきて、日中は長袖1枚でも暖かく過ごすことができていました。
違和感を感じ始めたのは、日が暮れ始めた17時くらいで、持ってきていたパーカーを羽織って食事の準備をしました。
食べる頃にはその格好では肌寒くて、念の為準備していた冬用の上着を着て過ごしていました。
食事が終えても焚き火の前にいたので、普通に過ごすことができていましたが、苦痛な思いをしたのはここからです。
シュラフは3シーズン使用できる、快適温度7℃、封筒型のものでした。
ベッドはエアベッド、服装は上はそのまま上着を着て、下はズボンの下に1枚レギンスを履きました。
寝ついた時はまだ入ったばかりだからだろうと思っていましたが、一向に暖かくなりません。
次第に足が冷たくなってきて、『骨が冷える』と思うようになりました。
このままでは眠れないと思い、カイロを準備して足元に入れたり最善を尽くしましたが、
結局その夜は全身が冷えたままで、寒くて何度も目が覚めました。
外の気温はそれでも5℃くらいで氷点下にはなっていなかったです。
そのことがあって以来、11月でその寒さだったから本格的な冬には怖くていけないし、ギアを揃えてもまた寒い思いをしたらどうしようと勇気が出ないままです。
失敗した11月キャンプは何が問題だったの?
問題はたくさんあるよー!
①キャンプ場選び
②ギアの準備
③防寒対策の知識の少なさ
④心の準備
この後一つずつ解説していくよ!
『備えあれば憂いなし』
しっかり知識を持ってキャンプに行こう^^
春になるにつれ、気候的には暖かくなりますが、夜はかなり冷え込みます。
朝晩の寒暖差は10〜15℃を超えることもあるようです。
日中も夜間も快適に過ごせるように、ポイントを押さえていきましょう!
すぐにできる防寒対策!
冬は寒いことがある程度想像できるので、十分なくらい備えをして、ギアも揃えていくと思います。
冬専用のギアは主に防寒クッズだと思いますが、シュラフにせよ衣類にせよ高額になるものばかりです。
これからキャンプを始めてみたいと思う人に冬専用のギアはハードルが高いですし、
以前何度か行ったことがある人にとっても、新しく買い換えるなどは難しいものもあると思います!
今あるギアやオールシーズンギアでも活用できる方法を
④つの問題点を解決しながら考えていこうと思います。
①キャンプ場選び
私たちが選んだキャンプ場は標高200mくらいの山にあるキャンプ場だったね。
風もよく通っていたよねー。
標高が100m毎に1℃下がる
風速1m /sにつき体感1℃下がる
そんな統計もあるんだよ。
天気や気温だけじゃなくて
キャンプ場の立地によって、温度は変わってくるってことだね!
春は天気が崩れやすかったり、夜は予想以上に寒くなることがあります。
キャンプ場の標高も考えた場所選びが必要です。風がよく通るところだと体感温度はさらに下がるので
天気予報の最低気温より5℃下がっても過ごせる気持ちで装備の準備をしていきましょう!
また、キャンプ場には種類がいくつかあります。
キャンプ場を選ぶ上で、電源サイトを持っているキャンプ場を選んでおくと安心です!
ポータブル電源を持っていなくても、電気毛布やこたつ、ヒーターなどを持っていくと使用できるので
安心して過ごすことができます。
②ギアの準備
寒い予想を遥かに超えたのはあるけど
ギアも最小限だったから、あんなに寒かったのかな?
ギアの使い方も問題かな。。。
今あるギアでも応用はできるよ^^
準備していくものもあるけど、今後も使えるものばかりだよ!
1)寝具
前回)銀マット→エアベッド(浮き輪みたいな空気を入れて使用するタイプ)→3シーズンシュラフ
ここでの大きな問題はエアベッドです。
エアベッドは対流を起こしてしまうため、底冷えの原因となることを覚えておきましょう。
対流・・・熱が温度差によって移動、循環する現象
身体の下の暖かい空気と、エアベッド内の寒い空気が混ざり合う。
エアベッド内の空気<体温となると寒さが勝ち、エアベッド内の空気冷たくなる
エアマット(空気を入れるタイプ)は寒い時期は使わず
銀マットは8mmのを持っているから2枚重ねにしたり
コットを使用しよう。コットの下には荷物などをいれて
対流を予防した方が暖かいよ!
インフレータマットやコットの使用、シュラフの下に電気毛布を敷いたり
床からの熱の遮断をしましょう!
シュラフは3シーズン用でも寒さを心配するなら、普段自宅で使用している毛布を1枚持っていくと安心です。
電源サイトを利用できない時は、湯たんぽやカイロ(使用方法に注意)を使用すると暖かく過ごすことができます。
2)衣類
キャンプでは暖かさも必要ですが、動きやすさも捨てられません。
私は寒い時のキャンプは、上下極暖ヒートテックを使用しています!
ヒートテックであれば気候に合わせて脱ぎ着できるし、かさばらないので便利です。
念の為、ヒートテックは着ているものと追加で1枚多く持っていきます。
靴下も2枚履けるように準備していきます。
上着はダウンなど暖かいものが必要ですが、焚き火時の使用は火の粉が当たって穴があく可能性もあるので
防炎素材のものを準備しています!
ワークマン+では4,000円前後で購入することもできるのでおすすめです。
首元までしっかり閉まる上着やネックウォーマーなども準備あるといいと思います。
私はキャンプで眠るときは下のみ履き替えています。日中は動きやすいズボンを履いてはいますが、寝る時はそれでもやや窮屈なので、ジャージのようなさらに動きやすいものに履き替えます。
裏起毛のついた普段寝巻きで使用しているズボンを持っていく時もあります。
3)テント
テントはたくさんの種類がありますが、寒い時期を乗り越えるのに共通して言えることは
スカートがついているかどうかです。
出典:Coleman
スカート・・・テント内に冷気や雨の侵入を防ぐ目的があり、
テントと地面の隙間を覆うように装備されている
隙間から入ってくる冷気を抑えることができるので、これからテントを検討しようと考えている人は
スカートの有無も確認しておきましょう。
スカートがついてないテントでも、マジックテープなどで自作で作っている人もいるので
予算に合わせて対応していきましょう!
③防寒対策の知識の少なさ
今まで説明してきたように、キャンプ場やギアの選択を間違わなければ
冬キャンプは難しいですが、春の寒さは乗り越えられると思います。
まずは寒さを甘くみずに、日中の暖かさと夜の寒さは比例しないことを理解しましょう。
3月は12月、4月は11月と同じくらいの気候です。
春は暖かいと思われがちですが、秋より春の方が1℃くらいは気温が低いとされています。
今まで話をしてきた対策以外でも
1)暖かいものを食べる、飲む
夜は身体を温めるために、鍋やスープなどを選ぶと良いと思います。
寒い時にみんなで囲む鍋は格別です!笑
じょうがは芯から身体を温めることで有名ですが、冬が旬のにんじんやかぼちゃなども温活に適していると言われています。旬の食材を取り入れながら芯から温まりましょう。
暖かいお茶や白湯などを飲んで、基礎体温を上げるのもおすすめです!
2)毛布やブラケットはあるだけ安心
シュラフの下に電気毛布は上でも説明しましたが、シュラフの上に毛布をかけるだけでも体感温度は変わってきます。
電気毛布を持っていなくても、最近はモバイルバッテリーで暖かくなる毛布や充電式湯たんぽもあったりするので
自分にとって使い勝手の良いものが選択できます。
公共交通機関などで移動する人は荷物の制限があるかもしれませんが、車などで余裕のある方は
「一緒に行く人の防寒対策も自分がするんだ!」というくらいの気持ちで挑むくらいが万全です。
寒さは予想できないところもあるので
暖かい肌着やレギンスなど多く持っていこう!
防寒具は使わなかったらラッキーくらいの気持ちが必要だね^^
3)これは寒すぎてダメだと思ったら車に避難
これはテントでキャンプをする人にとっては避けたいことですが
場合によっては、車で暖かくして過ごすことも必要かもしれません。
私たちは寒すぎたのがトラウマで何年も、寒い時期のキャンプができていません。
電源サイトのあるキャンプ場を調べたり、ギアを少しずつ揃えて今年ことは・・・と思っていますが、
気が進まず今日まで来ています。
始めた頃のトラウマはかなり引きずるので、嫌な思いをするくらいなら、
テントで過ごすプライドを捨てることも考えましょう。
寒い中で過ごしたとトラウマにはなりきらず、次仕切り直そうと思えると思います。
車の中はエンジンをつけなくても、風は防ぐことができるのでテントより暖かいです♪
※キャンプサイトや駐車場の場所によっては夜間エンジンをつけて過ごすことができなかったり
排気ガスが車内に入り込むことで一酸化炭素中毒になる可能性もあるため、つけっぱなしで寝るのは避けましょう。
④心の準備
ここまで読んでいたら少しは心の準備ができたかな?
予想より5℃寒いと思って行けば、準備もしっかりできるし
防寒対策を知っているのと知らないのとでは
同じギアや装備でも、できる事が違ってくるんだよ。
ここまでを押さえておけば
ある程度は春の夜の怖さが理解できたね!
今年こそ3月から12月ごろまでキャンプしたいな・・・。
今までは5月から10月までだったから。。。
あわよくば冬キャンプも楽しみたいな!
トキは気が早いな・・・
まずは春と秋の寒暖差が大きい時のキャンプを成功させよう。
また、トラウマにならないように・・冬キャンプはそこからの話だワン/
私とユズと同じような思いをしてほしくありません。
寒いことはわかって行っていたつもりでしたが、あの時は知識がなかったため経験した苦痛でした。
元々寒さが苦手なのもありますが、寒い経験=恐怖体験と同じくらいトラウマになるんだと
感じています。※私は怖いものも苦手です。笑
何度も言いますが、寒さが特に苦手という方は、大袈裟なくらい備えていきましょう!
まとめ
春・秋のキャンプは、日中汗ばむことなく快適に過ごすことができるので気持ち良いです!
虫も少なくて、キャンプを始めるにはちょど良い季節ですが、甘くみてはいけないのですが、朝晩の寒暖差です。
私たちのように一度失敗するとトラウマにもなるかもしれません。
「キャンプを楽しみたい!」と思っている人の恐怖を煽る内容になったかもしれませんが
この記事を読んで、少しでも対策していこうと思って楽しんで来てもらえると嬉しいです^^
キャンプなどのアウトドアは非日常を手頃に味わうことのできる場所です。
楽しく快適に過ごしていくために、少しずつ情報発信していきます!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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